【認定マーク活用最前線】キクロン「てよりもやさしいボディタオル」-ボディタオルのイメージを変えたかった 皮膚科医のポジティブな反応が後押し

キクロン(株) (和歌山県和歌山市)は、棕櫚たわしが主流だった昭和35年、スポンジたわし『キクロンA』を開発。以来、顧客ニーズを先取りした製品開発を進めている。同社人気製品のボディタオル『てよりもやさしいボディタオル』は2019年に発売し、AskDoctors認証は2023年に取得。同製品は、ドラッグストア (DgS) で支持されている。開発部の根木伴起氏に『てよりもやさしいボディタオル』の開発経緯やAskDoctors認証について話を聞いた。
取材:健康産業新聞
回答:キクロン株式会社 開発部 根木伴起氏
※本コラムは、2025年12月17日発行の健康産業新聞(第1826号)に掲載されたインタビュー内容です。
主力製品と2025年度の売上状況は
弊社はキッチンスポンジとボディタオル、トイレタリー用品等の製造・販売をしています。近年売り上げが伸びているアイテムがAskDoctors認証を取得した『てよりもやさしいボディタオル』です。当社の製品群は消耗品なので大きな伸びはないものの売上は年々右肩上がりとなっています
「手よりも」の開発背景と販売チャネルは
ボディタオルのユーザーは「肌ざわりが好みであること」「泡立ちがよいこと」の2点を重視しています。ボディタオルの業界では超かため・かため・ふつう・やわらかめ・超やわらかめと5段階の肌ざわりがあります。昔は、消費者が選ぶボディタオルの肌ざわりはかためが主流でしたが、肌への刺激が課題とされ始め、やわらかい肌ざわりを求める傾向になっております。このようなニーズに応えるためにやわらかい肌ざわりのボディタオルを開発する中、しっかりとした泡立ちと今までにない超超やわらかめの肌ざわりを両立したボディタオル『てよりも』が誕生しました。
メインの販売チャネルはDgSなど小売店ですが、ECでも実績を伸ばしています。
他社品との違いやエビデンスなど
エビデンス研究では人工皮膚を使って『てよりも』「お肌 (人工皮膚)」「綿タオル」3つのうちの平均摩擦過重の試験を行いました。その結果、『てよりも』は、他の2つと比較して摩擦過重が少ないことを確認出来ました。
製造においては、製法特許を取得しており、超極細66ナイロン繊維をウェーブ立体織りにより泡立ちを高めているのが他社にない点です。

「AskDoctors」の導入背景や医師の反応
「AskDoctors」を取得したのは、ボディタオルのイメージを変えたかったのが要因です。身体洗い用品ユーザーの8割弱はボディタオルを使用頂いています。一方で「硬い素材やナイロン素材を使っていると色素沈着や肌を痛める」などのマイナス情報も散見されます。そこで、あえて皮膚科医に試して頂きボディタオルのイメージを向上させたいと考えました。エムスリーさんに相談・監修の元、医師向けの説明資料やエビデンス等を作成し、皮膚科医100人に使って頂きました。結果、100人中95人から「皮膚科医推奨」を頂きました。「こんなに柔らかいタオルがあるとは知らなかった」や中には、手で洗うことを進めていた医師が「このボディタオルなら大丈夫」「アトピーの方にもお勧めしたい」とコメント下さいました。ただ、当製品は、医療機器ではなく生活雑貨なのでその点は慎重に販売しています。
「AskDoctors」の活用方法や効果は
DgSでは棚が限られることもあり、商品に直接AskDoctorsのPOPシールを貼り付けて販売しています。
AskDoctorsの社内の評価は良く、それ以上に取引先である問屋・小売店さんから『てよりも』を使っていただいた上でとても高い評価を頂きました。

今後の展開は
『てよりも』を引き続き伸ばしていきたいのと、『ラーザ』という筒編み形状のボディタオルも売り上げが伸びているのでこの2点を強化していきます。
引用:健康産業新聞(第1826
