―はじめに、ラカントSの特徴を教えてください。
松谷さん： ラカントSは甘味料の一種で、砂糖の代わりに使用できます。主に顆粒タイプと液状タイプがあり、発売開始は1995年で、約30年間継続して販売しています。
中国の桂林にのみ自生する「羅漢果（らかんか）」と呼ばれる果実のエキスと、トウモロコシを発酵させて作った糖アルコールの一種「エリスリトール」という、2つの天然素材を独自に配合したカロリーゼロの甘味料で、自然界にないものを化学的に合成した「合成甘味料（人工甘味料）」とは異なります。

主な購入層・高齢者のさらなる取り込みへ

―「AskDoctors評価サービス」の導入を検討された理由を教えてください。
松谷さん： ラカントＳの売場は主に、スーパーの食品売場とドラッグストアの健康食品売場で、主な購入者層は美容・健康層と糖尿病予備軍です。売上動向はというと、「年々微増」。更なる販売促進に向け、「起爆剤」となるきっかけを探していました。 そこで着目したのが、AskDoctors評価サービスでした。「カロリーゼロ」「糖類ゼロ」を全面に出した健康志向の商品ですので、「医師のお墨付き」となればさらなる売上増加が期待できるだろうと。
また、当社ではすでに洗剤の「ヤシノミ」シリーズにおいて同サービスを利用、販売実績があったので、具体的な導入イメージがありました。

―「巣ごもり需要」も、売上増の要因と推測されているそうですね。
服部さん： 販売開始以降、特に食品売場で販売が伸びました。コロナ流行以後、外出が難しい期間が増えたことから、運動不足でやや太り気味だからカロリー摂取量を控えよう、自宅でスイーツづくりをしてみよう、でもカロリーは抑えたい、といった考えの消費者が増えたのではないかと推測しています。
コロナ流行以前からSNSなどを活用して、ラカントSを使ったレシピの訴求などを積極的に展開していましたので、そうした情報を基にラカントSを選んでいただいたのかなと。他社も含めていろいろな甘味料がある中でも天然素材にこだわっていて、しかも「医師の推薦がある」ということで、購買行動につながったのではないでしょうか。効果検証は今後しっかりと行っていきたいと思いますが、効果を実感しています。